Fabrice Aragno

“Jean-Luc Godard Dernier hiver Tendresses pluriels”

2025.6.27 〜 2025.7.27

このたびOIL by 美術手帖ギャラリーでは、映画作家ファブリス・アラーニョによる個展「ジャン=リュック・ゴダール 最後の冬 深淵なる(複数の)愛」を2025年6月27日(金)-7月27日(日)に開催いたします。

 

本展は、 感情、表徴、情念 ゴダールの『イメージの本』について》の開催を記念し、ゴダールの世界をより広く体験できるサテライト写真展として開催します。ゴダール後期の右腕として活躍した同展キュレーター/アーティストのファブリス・アラーニョが、ゴダールのプライベートな一瞬を捉えた写真展です。そのほか、展覧会に合わせて制作されたオリジナルグッズ(7月4日発売)や、ゴダール作品への理解を深める関連書籍を集めた関連フェアを順次展開いたします。

 

■展覧会によせて

2020年に私は「Sentiments Signes Passions」という展覧会を企画し、2018年にカンヌ映画祭で上映されたジャン=リュック・ゴダールの映画『Image book』に対する私の思いを共有しました。
その後、ジャン=リュック・ゴダールは「Fonny Wars Carlotta」という映画のプロジェクトを企画し、8mm、16mmのカラーフィルムと35mmの白黒フィルムについて考えていました。その当時、私は35mmのコダック・イーストマンのフィルムのテストを行いました。このフィルムを使用して、湖の近くの森で犬と共に彼と共にいた際にこれらの写真を撮影しました。2021年から2022年にかけては、彼の最後の秋と冬でした。これはフィルムの光への反応(自然光など)をテストする手段であり、私にとっては、寒くても温かい瞬間を捉える方法でした。
これはポートレート写真ではなく、時間の流れの中で凍結された瞬間、人生と優しさの瞬間、物の儚い性質を捉えたものです。
ファブリス・アラーニョ
■関連展覧会

 感情、表徴、情念 ゴダールの『イメージの本』について》展

会期:2025/7/4~8/31

会場:王城ビル(新宿・歌舞伎町)

https://godardtokyo.com/

 

 

 

展覧会詳細

「ジャン=リュック・ゴダール 最後の冬 深淵なる(複数の)愛」

会期|2025年6月6日(金)~7月27日(日)※会期中無休

時間|11:00~21:00

会場|OIL by 美術手帖ギャラリー

主催|OIL by 美術手帖ギャラリー

入場|無料

お問い合わせ|oil_gallery@ccc.co.jp

特集ページ|https://oil-gallery.bijutsutecho.com/

 

〈オープニングレセプション〉

6月27日(金)19:00〜20:30

会場|OIL by 美術手帖ギャラリー

作家も在廊予定です。予約不要・入場無料。

「ジャン=リュック・ゴダール 最後の冬 深淵なる(複数の)愛」

編集部

Artist Profile

Fabrice Aragno

1970年、スイス・ヌーシャテル生まれ。ローザンヌ州立美術学校卒業。映画作家、プロデューサー。『ゴダール・ソシアリスム』(2010年)、『さらば、愛の言葉よ』(2014年)、『イメージの本』(2018年)など、多くの映画でジャン=リュック・ゴダールの撮影監督として参加。またゴダールと共同で、イメージ、サウンド、編集、ミキシングの各オペレーターを指揮するなど、晩年のゴダールの右腕として活躍。