■概要
本展は、3月に六本木 蔦屋書店で開催された「A Life of Drawing」の巡回展であり、前回発表されなかっ
た新作も展開します。植田は、完成形を定めるよりも描く過程で生まれる変化に身を委ね、即興性や偶発
性を含んだ制作スタイルで絵画を更新してきました。 一方、須田は「身体」を制作の軸に、外部から受
けるフラストレーションを身体の運動として画面へ転写するように、スプレーの線や痕跡によって“生き
ている身体”の実感を浮かび上がらせます。
それぞれの制作が交差する場として、二人の「絵を描く人生」の現在地を会場でご覧ください。
■本展によせて
前回開催された六本木の展示で、須田さんの作品の様々な要素が周到に配置される精度に感嘆いたしまし
た。物性と身体性は作品の作為に結ばれ解かれ開かれる、その具合に唸りました。図像に囚われたら見誤
るんですね。自分の浅はかさを思い知らされて、キャッチャー・イン・ザ・フライというフレーズが脳裏
によぎりました。このたび2回戦目も『巨人の星』に登場する左門豊作を見習ってバッターボックスに立
たせていただきます。(植田工)
今回の展示タイトル「A Life of Drawing」を直訳すると「絵を描く人生」です。こう言い切ってしまうとなんだかエモい感じですけども…。同時代に生きる先輩と共に連綿と続く絵画美術史のエネルギーの循環に携われたらいいなと思います。(須田日菜子)
■作品販売について
5月15日(金)11時より、店頭とアートのECプラットフォーム「OIL」にて販売開始します。
オンライン販売URL:https://oil.bijutsutecho.com/gallery/928
※日時は変更となる可能性がございます。
Artist Profile
植田工・須田日菜子
植田工(うえだたくみ)
1978年東京都生まれ。2005年東京藝術大学絵画科油画専攻卒業、07年同大学大学院美術解剖学専攻修
了。主な個展に、「Among The Daughters Of The Air」(六本松蔦屋書店、福岡、2024)、「ある風景
の中にある風景」(ある風景、大分、2023)、「infantile」(A/D GALLERY、東京、2022)、「Wand
er」(AKIO NAGASAWA GALLERY、東京、2021)、「フランダースの犬の事など」(CAPSULE、東
京、2020)、グループ展に、「Creativity continues」(Rise Gallery、東京、2012)など。著書に、
『生命のサンドウィッチ理論』(文・池上高志、講談社、2012)、『植田工の展覧会のミカタ』(オデ
ッセー出版、2021)など。
須田日菜子(すだひなこ)
1998年東京都生まれ。「肉体と精神の狭間」をコンセプトに、外から高まるフラストレーションを肉体
で発散させるような作品を制作している。主な個展に、「せきをしてもひとり」(JINEN GALLERY、東
京、2022)、「Light(i.e. not heavy.)」(JINEN GALLERY、東京、2021)、「風吹けば桶屋が儲かる」
(JINEN GALLERY、東京、2020)、「nobodyknows」(JINEN GALLERY、東京、2019)、グループ
展に、「シフト」(gallery TOWED、東京、2023)、「Step on a chair」(銀座 蔦屋書店、東京、202
3)、「Ito Kaito / Suda Hinako DUO EXHIBITION」(ars gallery、東京、2023)、「WELL JUNE」
(moosey gallery、ロンドン、2023)など。
EVENT
オープニングレセプション
日時|5月15日(金)19:00~20:30 ※予約不要・入場無料

