このたびOIL by 美術手帖ギャラリーでは、蜷川実花の個展を開催いたします。本展では、蜷川実花のシグネチャーと言える“花”を撮影した写真作品の中から「earthly flowers, heavenly colors」、「FLOWER ADDICT」と題された人気のシリーズを展示いたします。
蜷川の作品は独特の色彩と幻想的な世界観で人々を魅了します。鮮やかな色彩の洪水は、美術評論家の松井みどり氏に「地上の花、天上の色」(『蜷川実花展ー地上の花、天上の色』カタログ、朝日新聞社、2008年)と称されました。見るものに自然の中にある美だけでなく、人工物に込められた人の想いや欲望、そして世界の美しさを問いかけます。
また、「FLOWER ADDICT」は色水を吸わせた白菊の鮮やかな色やその姿を撮影したシリーズです。そこには人間が思うがままに世界を作り変えようとする強い欲望を感じますが、同時にそれを超越する、目を奪うような美しさや艶やかさも立ち表れています。この機会に蜷川の写真を是非ご堪能ください。
- 作品販売について
本展出品作品は、アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術⼿帖」でも販売いたします。
販売期間|10月8日(金)16:00~
販売ページ|https://oil.bijutsutecho.com/gallery/733
※会場での販売開始後の公開となります。
※作品によっては公開時にSOLD OUTの可能性もございます。予めご了承ください。
- 展覧会詳細
展覧会名|「花」
アーティスト|蜷川実花
会場|OIL by 美術手帖ギャラリー
会期|2021年10月7日(木)〜18日(月) ※会期中無休
開場時間|11:00〜20:00
入場|無料
主催|OIL by 美術手帖
企画協力|小山登美夫ギャラリー、ラッキースター
お問い合わせ| oil_gallery@bijutsu1905.co.jp
※OIL by 美術手帖ギャラリーの営業時間は館の営業時間に準じます。状況に応じて変更の可能性がございます。最新の情報は渋谷PARCO公式ウェブサイトをご確認ください。 https://shibuya.parco.jp/
【同時開催】
特別展「蜷川実花展─虚構と現実の間に─」
■東京会場
会期:2021年9月16日(木)~11月14日(日) 会期中無休
会場:上野の森美術館
住所:東京都台東区上野公園1-2
開館時間:10:00~17:00(最終入館は閉館の30分前まで)
入場料:一般 1,800円(1,600円)、大学・高校 1,600円(1,400円)、中学生・小学生600円(500円)
※平日は日付、土日祝は日時指定制。観覧前日までは( )内の前売り料金でチケット購入可能
※内容は変更となる可能性あり(最新情報、詳細、注意事項については東京会場公式サイトを確認のこと)
問い合わせ先 TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル)
https://www.ueno-mori.org/
Artist Profile
蜷川実花
写真家・映画監督。木村伊兵衛写真賞ほか受賞多数。映画『さくらん』(2007)、『ヘルタースケルター』(2012)、『Diner ダイナー』(2019)、『人間失格 太宰治と3人の女たち』(2019)監督。映像作品も多く手がける。2008年、「蜷川実花展 ―地上の花、天上の色-」が全国の美術館を巡回し、のべ18万人を動員。2010年、Rizzoli N.Y.から写真集を出版、世界各国で話題となる。2016年、台北現代美術館(MOCA Taipei)にて大規模な個展を開催し、同館の動員記録を大きく更新した。2017年、上海で個展「蜷川実花展」を開催し、好評を博した。
https://mikaninagawa.com