「OIL by 美術手帖」ギャラリーでは、小村希史個展「OIL」を開催します。小村希史は1977年東京都生まれの画家で、ロックや実験音楽への興味から96年に渡米、ザ・アート・インスティチュート・オブ・シアトルで絵を学んだのち帰国し、2006年の「GEISAI #10」でのブロンズ賞、藤原ヒロシ賞を受賞。作品には共通して、作家が心惹かれる「もろさ」や「儚さ」といったテーマが根底にあります。初期は体や顔をモチーフとした厚塗りの人物画を発表していましたが、2011年の東日本大震災をきっかけに、絵具を荒々しく削り除く手法による線やかすれによって、不完全の美を表現する「Subtract(取り去る、差し引く)」シリーズを展開しています。
本展「OIL」では、新作のシルクスクリーンやペインティング、ドローイング作品を展示いたします。また、本展にあわせ、作家自らがデザイン・制作を手がけたオリジナルのロングTシャツを販売いたします。
新型コロナウィルス感染拡大防止による渋谷パルコの臨時休業に伴い、
当店も下記の通り、臨時休業といたします。
【臨時休業】
▪期間 : 4月8日(水)~ 当面の間
その後の予定については、改めてお知らせいたします。
皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申しあげます。
Artist Profile
小村希史
1977年東京都生まれ。96年に渡米し、ザ・アートインスティ チュート・オブ・シアトルで絵を学ぶ。2000年に帰国後も制作を続け、初期は主に人体や顔をモチーフとした厚塗りの人物画を制作。2018年の個展「大きな船 / Big Ship」(THE MASS、東京)で抽象画のシリーズ「Subtract (取り去る、 差し引く)」を発表、新境地を見せた。
近年の個展に「ダイヤモンド」(AKIO NAGASAWA GALLERY AOYAMA、東京、2020)など。