川内理香子

「drawings」

2020.11.25 〜 2020.12.8

「OIL by 美術手帖」ギャラリー(渋谷パルコ2F)では11月25日(水)から12月8日(火)にかけて、川内理香子の個展「drawings」を開催いたします。
本展は、川内が所属するギャラリーWAITINGROOMより出版される初のドローイング作品集『Rikako Kawauchi drawings 2012-2020』の刊行を記念して実施。WAITINGROOMでも同時期に個展を開催し、2つの会場で新作を含む約60点のドローイング作品を発表いたします。

川内は1990年東京都生まれ。多摩美術大学在学中の2014年に参加した公募グループ展「CAF ART AWARD 2014」では保坂健二朗賞を受賞、15年には新進アーティストを対象にした公募プログラム「shiseido art egg」で3名の入選者に選出され、資生堂ギャラリーで個展を開催。16年には台湾で個展「ART TAIPEI 2016 ‒ WAITINGROOMソロブース」(TaipeiWorld Trade Center、台北)を開催するなど、近年、国内外から注目を集める気鋭のアーティストです。

キャリアの契機となった15年の資生堂ギャラリーでの個展では、空間全体をドローイング作品のみで埋め尽くし、鮮烈な印象を残しました。ドローイング作品において鉛筆、水彩絵具、紙を主として用いてきた川内の表現方法は次第に拡大し、現在は油彩によるペインティング作品、針金やゴムチューブ、ネオン管、樹脂など、多岐にわたるメディアを横断しています。
初刊行となるこのたびの作品集では、川内にとって重要な場所に位置しているドローイングの、2012年から2020年までの作品を振り返ります。

「OIL by 美術手帖」では、新作、過去作あわせて約30点のドローイング作品を展示し、作品集の先行販売も行います。また、Zineレーベル「BT Press」より本展限定販売の特別Zineも刊行予定です。展覧会とともに画集やZineもどうぞお楽しみください。

 

川内理香子の作品はこちら

 

■川内理香子 『Rikako Kawauchi drawings 2012-2020』
川内理香子の2012年から2020年に制作されたドローイングを網羅的にまとめた作家初の画集。椹木野衣、住吉智恵による寄稿を掲載。 展覧会の開催にあわせて、WAITINGROOMと「OIL by 美術手帖」ギャラリーにて先行販売、その後都内各所の書店にて販売予定です。

 

『Rikako Kawauchi drawings 2012-2020』
著者:川内理香子
寄稿:椹木野衣、住吉智恵
デザイン:尾中俊介(Calamari Inc.)
発行:WAITINGROOM
発行日:2020年11月25日
印刷:瞬報社写真印刷株式会社
製本:株式会社渋谷文泉閣
ページ数:192ページ(カラー174ページ・モノクロ18ページ)
サイズ:301 × 226 × 20 mm
価格:8,000円(税別)

 

■展覧会概要
川内理香子「drawings」
会場 OIL by 美術手帖
会期 2020年11月25日(水)〜12月8日(火)
開場時間 11:00〜21:00
入場無料・会期中無休
電話 03-6868-3064
※開館状況・開場時間は、渋谷パルコの営業時間に準じます。渋谷パルコ公式ウェブサイトをご確認ください。

 

■作品販売について
本展出品作品・作品集の販売は、渋谷パルコ2F店舗「OIL by 美術手帖」では11月25日(水)11:00から、ECサイト「OIL by 美術手帖」(https://oil.bijutsutecho.com/)では11月26日(木)16:00からとなります。

 

■同時開催個展
川内理香子・初画集刊行記念個展「drawings」
会場 WAITINGROOM
会期 2020年11月29日(日)〜12月27日(日)
開場時間 水、木、金、土は12:00〜19:00、日は12:00〜17:00(定休日:月火祝)
※オープニングレセプションは開催致しません。
住所 〒112-0005 東京都文京区水道2-14-2 長島ビル1F
電話 03-6304-1877
info@waitingroom.jp
http://waitingroom.jp

Artist Profile

川内理香子

1990年東京都生まれ。2017年、多摩美術大学大学院美術学部絵画学科油画専攻修了。現在は東京を拠点に活動。食への関心を起点とし、身体と思考、それらの相互関係の不明瞭さを主軸に、食事・会話・セックスといった様々な要素が作用し合うコミュニケーションの中で見え隠れする、自己や他者を作品のモチーフとして、ドローイングやペインティングをはじめ、針金やゴムチューブ、樹脂やネオン管など、多岐にわたるメディアを横断しながら作品を制作している。近年の展覧会に、15年個展「shiseido art egg vol.9 : Go down the throat」(資生堂ギャラリー、東京)、16年個展「Back is confidential space. Behind=Elevator」(WAITINGROOM、東京)、18年個展「human wears human / bloom wears bloom」(鎌倉画廊、神奈川)、個展「Tiger Tiger, burning bright」(WAITINGROOM、東京)、19年グループ展「drawings」(ギャラリー小柳、東京)、20年個展「Myth & Body」(三越コンテンポラリーギャラリー、東京)ほか。受賞歴に、14年「CAF ART AWARD 2014」保坂健二朗賞、15年「第9回 shiseido art egg賞」など。